DomU用のNetBSDを5.99.27から5.99.29にアップデートしたら以下のようなWARNINGが出るようになってしまいました。
一応動いてはいます。
WARNING: defaulted mmap() share type to MAP_PRIVATE (pid 5061 command cvs)
cvsのところはntpd等、他のコマンドの場合もあります。
5.99.27だとこのメッセージはでません。
4月終わりくらいにsys/uvm/の下が変更されているのが影響してるんでしょうかね?
環境
- Hardware: MacMini(Early 2009)
- Memory: 4GB
- Xen: xen-4.0.0 changeset 21091:f28f1ee587c8 (64bit)
- Dom0(kernel): Linux 2.6.32.10(pvops) commit ba739f9abd3f659b907a824af1161926b420a2ce (64bit)
- Dom0(distribution): Ubuntu 9.04
- DomU(kernel): NetBSD 5.99.29
- DomU(userland): NetBSD 5.99.29
インストール
DomUのNetBSD上(もともと5.99.27)で以下を行いました。
ソースは/usr/srcに展開してあるものとします。
NetBSDでrx-copy front対応するパッチ:
netbsd-5.99.27-xenfront-rx-copy.patch
このパッチを使う場合は自己責任でお願いします。バグなどあれば連絡していただけるとありがたいです。
上記パッチをダウンロードしてソースに適用します。
# cd /usr/src/sys
# patch -s -p0 < somewhere/netbsd-5.99.27-xenfront-rx-copy.patch
カーネルのbuildをします。
# cd /usr/src
# mkdir ../obj ../tools
# ./build.sh -O ../obj -T ../tools tools
# ./build.sh -O ../obj -T ../tools -u -U kernel=XEN3_DOMU
/usr/obj/sys/arch/amd64/compile/XEN3_DOMU/netbsd
が生成されますので、このカーネルをdom0へコピーします。
ここで、一度このカーネルを使いDomUを起動し動作を確認しておきます。
※xm rebootすると以前使用されていたカーネルが使われるようなので、xm shutdown, xm createで再起動しました。
引き続きユーザランドをbuild, installします。
# cd /usr/src
# ./build.sh -O ../obj -T ../tools -u -U distribution
# ./build.sh -O ../obj -T ../tools -u -U install=/
メッセージに沿って、以下を実行します。
# /usr/src/usr.sbin/postinstall/postinstall -s '/usr/src' -d // fix defaults fontconfig makedev mtree periodic rc obsolete
# etcupdate
etcupdateではいろいろ聞かれるので必要なものだけ新しいものをインストールします
以上で作業終了です。
xm shutdown ; xm createで新しいカーネル、ユーザランドでDomUが動作することを確認します。
と、ここでWARNINGがでてしまいます。