環境
- Hardware: MacMini(Early 2009)
- Memory: 4GB
- Xen: xen-4.1.1 (リリース版) (64bit)
- Dom0(kernel): Linux 3.0.2 (リリース版) (64bit)
- Dom0(distribution): Ubuntu 11.10
動作確認できたDomU達
- DomU(PVM): NetBSD 5.99.47 (64bit)
- DomU(PVM): NetBSD 5.99.51 (64bit)
- DomU(PVM): Linux 3.0.2/Ubuntu 11.10(64bit)
Ubuntuのアップグレードはdo-release-upgradeという便利なコマンドがあって、
# do-release-upgrade
を実行する(+質問に適当に答える)だけで、/etc/apt/sources.list などを自動的に更新してくれ、パッケージも新しいものに置き換えてくれました。
ここでdom0 Ubuntuをリブートします。
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10分以上たってもping応答がないので、Mac miniにモニターを接続して確認してみました。
確認したところdom0のUbuntuは起動しているのですが、dom0のネットワークが正常に動作していませんでした。
netstatで確認したところ、ルーティングエントリが0の状態でした。
またeth0がupしていない状態でした。
サービスの起動等を確認したところ、/etc/init.d/xendを起動しなければ問題は起こらないことが確認できました。
xendはブリッジ設定がされていない場合、eth0をpeth0に変更し新たにeth0をブリッジインターフェイスとして生成する
ということをやってくれます。どうやら、そのあたり原因っぽいです。
そこで、ブリッジの設定はOS側で行うことにしました。
現在はxend+xmを使用していますが、将来的にxlに移行する際にもOS側で設定を行う必要があるようです (
http://wiki.xen.org/xenwiki/HostConfiguration/Networking)。
/etc/network/interfacesを以下のように設定しました。
auto lo
iface lo inet loopback
auto xenbr0
iface xenbr0 inet static
bridge_ports eth0
address 192.168.1.100
broadcast 192.168.1.255
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1
なお、NetworkManagerは使用していません。
再起動すると、無事にdom0のネットワークが使えるようになり、domUも問題なく起動できるようになりました。
今回使用したxen-4.1.1はUbuntu 11.04でコンパイルしたものですが、xen 4.1.1はUbuntu 11.10のgcc 4.6でコンパイルすると問題が起こるようです。xen最新版では修正されているようです。Ubuntu 11.10でコンパイルする場合は現時点ではレポジトリからpull&updateしたものを使う必要がありそうです。