これまで自作PCでAntec製の電源NeoNE 430を使用していました。5年ほど安定して動作していたのですが、最近ファンの音に少し異音が混じりだしました。
ちょうどいい機会なので最近の高効率電源に交換してみることにしました。
80PLUS PLATINUM対応製品のなかからAntec製の電源EA 550 PLATINUMを選んで交換してみました。
PCの構成は以下の通りです。
- ケース: Antec SOLO(相当)
- マザーボード: ASUS P5B-V
- CPU: Intel Core 2 Duo E6420 (2.13GHz)
- Memory: DDR2-800(PC2-6400) 2GB x 4枚 (バルク品)
- HDD: Hitachi HDT725032VLA360 x 1, Hitachi HDT725050VLA360 x 1
- 外付けNIC: Intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
- OS: Ubuntu Linux 10.04
これまではNeoHE 430を使用して通常の負荷は100W程度でした。
交換する電源を500W程度とした場合、負荷率20%に相当します。そこで負荷20%の効率が良さそうな電源としてAntec製のEarthWatts EA-550-PLATINUMを選択しました。
http://www.plugloadsolutions.com/80PlusPowerSupplies.aspx によると、EA-550-PLATINUMは負荷20%で変換効率は91.57%です。
また、基本24時間365日稼働なので安全対策が十分になされていることも決め手になりました。
実際に交換を行いました。
NeoHE430もそれほど音は気になりませんでしたがEA-550-PLATINUMも音はほとんど気にならない程度に十分静かです。
交換前と交換後でそれぞれワットチェッカーで実際に電力消費量を測定してみました。
交換前(NeoHE430使用)
起動時最大: 127W
通常使用時(アイドル状態): 81W
通常使用時(負荷状態): 113W
なお、負荷状態にはstressコマンドを利用しました。オプションは以下の通りです。
$ stress --cpu 2 --io 2 --vm 2 --hdd 2 --timeout 60s
交換後(EA-550-PLATINUM使用)
起動時最大: 104W (18%削減)
通常使用時(アイドル状態): 69W (15%削減)
通常使用時(負荷状態): 100W (12%削減)
予想よりも電力消費量を削減することができました。
このマシンはアイドル状態であることが多いのでアイドル状態で12W(15%)削減できたのは大きいです。