環境
- Hardware: MacMini(Early 2009)
- Memory: 4GB
- Xen: xen-4.1.3 (リリース版) (64bit)
- Dom0(kernel): Linux 3.4.9 (リリース版)
- Dom0(distribution): Ubuntu 12.04
動作確認できたDomU達
- DomU(PVM): NetBSD 6.0 RC1 (64bit)
- DomU(PVM): NetBSD 6.0 RC2 (64bit)
- DomU(PVM): Linux 3.4.9/Ubuntu 12.04(64bit)
- DomU(PVM): Linux 3.5.2/Ubuntu 12.04(64bit)
パーティション作成、refit導入、ubuntuインストールを行い、64bit環境(x86_64)のUbuntuは
多くのサイトでインストール方法がのっているので詳細は省略します。
以下の作業はUbuntu上での作業です。
Xen4.1.3のビルド
まずは
http://xen.org/download/index_4.1.3.htmlから
xen-4.1.3.tar.gzを取得します。
$ tar zxvf xen-4.1.3.tar.gz
nVidiaベースのMacだとLinux同様Xenでもrebootが正常に動作しない問題があるので、以下のパッチを適用します。
xen-4.1-macmini-reboot.diff
このパッチを適用して、xen kernelとツールをbuildします。
$ cd xen-4.1.3
$ patch -s -p1 < xen-4.1-macmini-reboot.diff
$ make xen tools
作成したxen kernelとtoolsをinstallします。
$ su
# make install-xen install-tools
Xen向け設定
domUの起動がうまくいかないことがあったので、複数domU起動時の間隔を調整します。デフォルト5秒ですが15秒にします。
/etc/default/xendomains:
xenドメインのsave, restoreなどはしません。
XENDOMAINS_SAVE=""
XENDOMAINS_RESTORE=false
起動スクリプトは
xencosoled, xend, xendomains
の順に起動、逆順に終了するように設定します。
終了時xendomainsがxendのあとに実行されるとdomUを正常にshutdownすることができなくなります。(体験済)
/boot/grub/grub.cfgを更新します。
# update-grub2
rebootして無事起動すれば完了です。
# reboot
これでdomU達は起動するようにはなりました。
4.2.0+xlと比較すると4.1.X+xmのほうがメモリ使用量が少ないようです。
4.1.3+xmではdomU5個を実行可能でした。
- domU (1024MB)
- domU (512MB)
- domU (512MB)
- domU (512MB)
- domU (512MB)
4.1.2+xlでは以下の4個が限度で512MBのdomUをさらに起動しようとするとメモリ不足で実行できませんでした。
- domU (1024MB)
- domU (512MB)
- domU (512MB)
- domU (512MB)